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COLUMN

医療経営

2009 近畿デンタルショー 変革を続ける医院 経営計画の策定やそのポイント

■マンパワーが支える歯科医院経営の3つのテーマ

変革を続けている医院のスタッフの誇りと他医院との違い
変革を続けている医院の成功要因
経営計画の策定やそのポイント

■経営計画の策定は、3つのポイントがあります。

医院の存在価値・意義を明確にする。
経営理念の明確化
今後の医院の方向性を明確にする。

20090715

3つのポイントを柱にして、経営計画(=医業計画)は多角的に検討して策定しなければなりません。たとえば、「3.今後の医院の方向性を明確にする」は人事評価制度とも密接に関連します。セミナーでは、人事評価制度とからめて説明させていただきました。詳細は割愛しますが、歯科医院の場合、人事評価制度を急ピッチで導入すると現場にムリな弊害が生じます。それを回避するためにスタッフの経営参加は必須です。

人事評価制度(=公平な分配の仕組み作り)は、トップマネジメントの経営価値観が表れます。分配には思想がいります。公正でなければ不満が生じます。納得いかなければ批判が生まれます。評価するということは評価されることと同じです。

■経営計画を策定する前に現状の分析を

経営計画を策定するとき、短期と中期に区別します。「現状」から「今、どうあるべき?」までが短期計画、「今、どうあるべきか?」から「経営目標 (ビジョン)」が中期計画です。「今、どうあるべきか?」は「経営目標(ビジョン)」から観察した姿です。そして、短期・中期計画を立案する前に、根拠となる現在の経営状態を分析しなければなりません。

■3点セットで地域医療アプローチモデルを構築する

今回セミナーで紹介したモデルケースは、今でも変革続ける歯科医院です。地域医療を実践して成功しています。

「経営計画+人事評価制度+マーケティング」の3点セットを医院経営に取り入れ、P-D-C-Aサイクルへ乗せて、スタッフを含めた全員で医院を経営し、ハッピー分岐点を達成する。そして、それぞれの地域医療モデルを構築する。

私の願いは、より優位を目指して医院を継続させること。それを伝えてセミナーを終えました。

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