税務・経営ニュース
COLUMN

医療経営

スタッフに任せる方法

最近は優秀な衛生士が増えており、医院の業績を左右する比重は年々重みを増しております。
結婚しても育休を取得して1年半で復帰する衛生士も増え、今までは腰掛け的な採用でも良かった雇用関係が、終身雇用を考えた雇用関係を考える必要が出てきました。これからの医院マネジメントにおいて、女性スタッフのモチベーションを上げ続け、成長させ続けることは大変重要になるでしょう。

 スタッフに業務を任せることを難しく考える院長と多く会います。その理由を聞いたところ「どのようにして任せればよいかわからない、任しても失敗があれば一からやり直さないといけない、任せることをスタッフが嫌がるかも知れない等」の声が聞こえます。このような声に対しては、山本五十六さんの「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。」人を動かす名言のあとに続く言葉がヒントをくれます。「話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。」です。

私なりに業務を任せることが苦手な院長に実践頂きたい部分を3点上げました。

①話し合い、耳を傾け承認する。

 任せる意図を伝える。任せた後はどう管理するかを決める。任せられるスタッフの意志も尊重する。

②任せて、やっている姿に感謝して見守る。

 任せてみる。任せたことをやっている姿勢に感謝する。任せたことには簡単に口出しせず見守る。

③信頼するから人は育つ。

 全面的に信頼して任せ続ける。修正点がある場合は定期的にまとめて伝える。成功体験をしたスタッフは次の業務を求める。

次は、この3点を一つずつ詳しく説明させて頂きます。

担当:竹田元治

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