社員コラム
COLUMN

医療経営

開業形態別の必要資金について

新規開業をするにあたりどんな開業形態があって、どれくらいの資金が必要になるでしょうか。

新規開業の形態は、

① 戸建開業  土地を購入し、クリニックを建てる開業形態
② 借地戸建開業  土地を借りて、クリニックを建てる開業形態
③ 建て貸し戸建開業 土地も建物も借りて開業する形態
④ ビル診開業  ビルテナントを借りて開業する形態
⑤ リースクリニック 土地や内装、医療機器などをすべてリースする開業形態

主にこの5つになります。


① 戸建開業の特徴
土地・建物を担保にして、資金調達を行うことができます。また、設計の自由度が高いので、先生の診療スタイルに合わせて建物を建築することができます。駐車場を確保することも比較的容易です。
一方で、開業資金が多額になり、投資のリスクが大きくなります。
必要資金は、診療科によって変わってきますが、約1億円~約1億8,000万円といわれています。

② 貸地戸建開業の特徴
土地購入費が必要ないので、戸建開業に比べ投資が抑えられます。建物は診療スタイルに合わせて建築することができます。
ただ、土地はあくまで借りているので、一定期間終了後は、更地にして土地のオーナーに返還する必要があります。
必要資金は、約8,000万円~1億2,000万円といわれています。

③ 建て貸し戸建開業の特徴
土地購入費・建築費が抑えられるので初期投資が上記2つよりも抑えられます。土地のオーナーに一から立ててもらうのであれば、先生の考えに合わせて建築してもらうことも可能になります。
ただ、資金調達に土地建物を担保にすることができません。また、建築してくださるオーナーを探すのが大変なのもデメリットです。
必要資金は、約3,000万円~8,000万円といわれています。

④ ビル診開業の特徴
初期投資がおさえられます。駅前や医療モールなどの好立地で開業することができます。
ただ、テナントですので、診療スペースや設備・医療機器にも制約が出てくるケースがあります。また、駐車場を確保することが難しくなってきます。
必要資金は、約3,000万円~8,000万円といわれています。

⑤ リースクリニックの特徴
自己資金がなくても開業することができます。好立地の場所で開業することもできます。
ただ、全てリースになりますので、開業後のリース料が多額になりがちですので注意が必要です。
必要資金は、約300万円~といわれています。


(※上記①~⑤について運転資金は別途必要です)

昔は、戸建開業をし、自宅兼診療所で開業されるケースが非常に多かったのですが、初期投資が多額になるため、初期投資が抑えられるビル診開業が多くなりました。
様々な開業形態がありますが、開業において先生の診療方針に合うものを選択することが重要です。それには、まず開業資金を準備できるかどうかが大切になります。開業しようと思われている先生方には、是非自己資金をしっかりと準備するように心がけてください。

担当:中村 和弘

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