税務・経営ニュース
COLUMN

その他

金融機関に支払う利息を減少させるには

経営者にとって借入金に係る支払利息の負担をいかに軽減させるか?と言うことは重要な経営課題です。

まず、どうすれば低い金利で融資を受けられるのでしょうか?
一般的に次の2つの方法があります。

①都道府県や市町村の制度融資、公的金融機関の制度融資で低利のものを探す。
②金融機関同士を競争させる。

もう一つ大切なことは、支払利息の総額自体を減少させることです。

支払金利の総額を減少させる最効果的な方法は?

それは、借入金を削減することです。
何をあたりまえの事を と言われるでしょが、経営者の皆さん、本当に借入金を減少させる努力をされているでしょうか?
企業活動にとって不必要な土地、保険積立金、有価証券等々を保有し、
使用総資本=B/Sの総資本が過大になってはいないでしょうか?
これらの資産を処分し使用総資本を縮小することが借入金を削減し、支払金利減少することになります。
そして、それ以上に重要なことは、月々の返済負担をの軽減を図ること言うことです。
事業の用に供しない、資産保有のために、保証協会の借入金枠を使用してしまっており、
必要資金を借入する力の弾力性がその分硬直していることになります。

年商対使用総資本の回転率を改善してください。

年商を超える使用資本額は、削減してください。
年商の75%程度、総資本回転率で1.33程度であれば優良企業です。

何故借入金を減少させなければいけないか?

中小企業の金融機関からの調達上最も重要なことは、
長期借入金/減価償却前経常利益<10 です。
すなわち10年以下で長期借入金を返済可能な収益力を有するか否かです。
収益力を強化することも重要ですが、長期借入金を可能な限り削減すべきです。
「長期借入金を10年以下で返済出来る企業」が金融機関が融資をしたい企業で、
そういった企業であるからこそ、金利交渉を優位に進められるのです。

担当:久松

お問合わせCONTACT

ご質問やご相談は、お電話またはメールにてお気軽にお問合わせください